人見知りがネックなブランク看護師へ
ブランクを経て復職を目指す看護師の中には、新たな現場に期待を抱くとともに、「人間関係うまくいくかな…」という不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に人見知りが強い場合はなおさらでしょう。
看護の仕事はチームワークが命ですから、人間関係の悩みは尽きません。
しかし、人見知りによって起きる人間トラブルは回避できるものです。
今回は、人見知りでも、新たな職場でスムーズに馴染むためのアドバイスをお伝えします。
第一に、コミュニケーションの基本となるのが、挨拶と笑顔です。
人見知りの人は、自分から積極的に会話をするのは苦手かもしれません。
しかし、挨拶だけは自分から先に、ハキハキと発することを徹底しましょう。
元気な挨拶は、相手の存在を認識し、仕事仲間として敬う姿勢を示すメッセージでもあります。
それに加えて、ぜひ口角を上げる笑顔も意識してみてください。
笑顔には周りの人の警戒心を解き、話しかけやすい雰囲気を作る力があるからです。
「感じの良い人だな」という第一印象は、その後の人間関係を円滑にする土台となります。
最初は作り笑顔でも構いません。
毎日鏡を見て練習し、習慣にしていきましょう。
また、もし会話が苦手なら傾聴に徹するのが有効です。
人見知りの人は、話すことにプレッシャーを感じやすいですが、無理に面白い話をしたり、会話をリードしたりする必要はありません。
むしろ、看護師として培ってきた聞く力を最大限に活かしましょう。
相手の話に静かに耳を傾けて相槌を打ち、時折「そうなんですね」「それからどうなりましたか」といったシンプルな質問を返すだけで、相手は「この人は話を聞いてくれる」と安心感を抱きます。
相手の話を真摯に聞くことは、最高のコミュニケーションであり、信頼関係を築くための近道なのです。